こんにちは、たま(tamacraif)です。
この記事はこんな人向けの記事です。
- オルカンの利回りって年率どれくらい?
- オルカンの期待リターンを知りたい
- 30年とか長い期間で見ると
オルカンのパフォーマンスってどうなの?
【この記事の結論】
- オルカンとは全世界47か国に
分散投資する大人気の投資信託 -
オルカンの平均利回り実績は
4.5年で約2倍、1年あたり22.2%
複利を加味しても+15%/年と強い
※ただし円安の為替影響あり -
オルカンの過去20年の
平均利回りは年率5.63%
※MSCI ACWIのデータより -
JPモルガンの将来予測では
オルカンの成長率は年率5.9% -
オルカンのシャープレシオは
過去20年平均で0.32
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詳細が気になる方は
記事もご覧ください。
5分程度で読み終わる記事です。
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この記事では
投資信託を選ぶ際に
最も重要な期待利回りに
フォーカスしてオルカンを見ていきます。
- オルカンの利回り実績は?
- 長期でのオルカンの成績は?
- 今後もオルカンは強いの?
- S&P500と比較してどうなの?
投資信託選びや投資戦略に
活用してください。
オルカンについて総合的に知りたい場合には
こちらの記事もご覧ください。
オルカンとは全世界に分散投資する投資信託 | 信託報酬手数料や比率などの詳細情報まで
オルカン投資は
NISA活用とセットが必須!
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目次
オルカンとは世界47か国に分散投資する大人気投資信託
オルカンとは
全世界47か国・約3,000銘柄に
分散投資するインデックス型の
投資信託です。
どんな国や銘柄が入っているかは
詳しく知りたい人はこちら👇。
【割合は90%!】オルカンはアメリカ・日本などほとんど先進国で構成されていた
【約10%の割合】オルカンに含まれる新興国は中国・韓国・インド・ブラジルなど
メモ
正式名称は
eMAXIS Slim 全世界株式
(オールカントリー)。
世界を丸ごと買えるのが
最大の特徴です。
三菱UFJ国際投信が運用しており
楽天証券・SBI証券を筆頭に
マネックス証券や松井証券など
大手の証券会社ならどこでも買えます。
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破格のお値段です。
オルカンの詳しいコストは
こちらの記事で解説してます。
【隠れコストに注意!】オルカンの手数料は信託報酬だけじゃないんです
このようにオルカンは優秀で
人気の投資信託ですが、
ぶっちゃけどれだけ儲かるんでしょうか?
この記事では
過去のパフォーマンスに加え
今後の経済予測から期待リターンまで
オルカンの強さをいろんな角度から
見ていきます。
僕はオルカン最強派です。
その根拠はこちら👇
利回り・トータルリターン・騰落率の違い
まずは投資信託の
パフォーマンス指標について
おさらいしましょう。
投資の成績を見るうえでは
以下の3つの言葉がよく使われます。
- 利回り
- トータルリータン
- 騰落率(とうらくりつ)
最初に結論からですが
オルカンの成績を見るうえでは
「騰落率」をチェックしていきます。
では それぞれの言葉の意味を
簡単にご紹介します。
利回り
まず投資に限らず
「お金を増やす」という観点では
利回りという言葉が最も一般的ですね。
利回りは
「投資した元本に対して
利益が何%だったか」
で表されます。
たとえば100万円を投資して
1年間で5万円の利益が出たら
5÷100=0.05 で 5%の年間利回り。
トータルリターン
トータルリターンは
投資を終えて売却した時に
どれだけお金が増えたかで
表されます。
期間中の基準価格の上昇に加え
途中で払いだされた分配金や配当金も含め
おいくら万円儲けたかで表されます。
たとえば100万円を投資して、
1年間で評価額が3%アップして103万円、
さらに途中に分配金が2%の2万円、
という状態なら103+2-100=5で
5万円がトータルリターンになります。
なおここには税金は
考慮されていませんので注意です。
騰落率
騰落率は馴染みの薄い言葉ですが
投資信託の公式な資料で
よく使われる用語です。
騰落率は投資信託の現在価格である
基準価格がどれだけ上昇したか
を表します。
たとえば基準価格が1年間で
10,000円から10,500円になれば
年間騰落率は+5%ということになります。
基準価格には信託報酬などの運用コストや
分配金再投資なども含まれるため
投資信託のパフォーマンスを見るには
分かりやすい指標です。
オルカンなどは途中で分配金を支払わず、
基準価格に反映させる仕組みのため
この騰落率でほぼ投資パフォーマンスが
説明できます。
なのでこの記事では
オルカンの強さを見るのに
騰落率を使って分析していきます。
オルカンの年率平均利回り実績(騰落率)
ではまずはオルカンの運用元である
三菱UFJ国際投信が発表している
オルカンの過去のパフォーマンスを確認します。
オルカン設定来の騰落率実績
2018年:-7.5%
2019年:+26.8%
2020年:+9.0%
2021年:+32.7%
2022年:+2.1%
これをみるとかなりの好成績ですね。
基準価格は10,000円からスタート。
設定は2018年10月31日。
2023年6月23日時点の
基準価格は19,427円。
4.5年で約2倍です!
単純な年率の平均利回りは
100÷4.5=22.2%/年
複利を加味した年率利回り
投資には分配金再投資を含めて
複利が効いてくるのが一般的です。
そこでオルカンの年率利回りも
複利を前提に計算してみると
1年あたり約15%。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
有名な「72の法則」を当てはめると
このペースなら5年ごとに2倍になります。
※10年で4倍、20年で16倍になります。
参考
72の法則とは
複利ベースの利回りで割ると
何年で2倍になるかがわかる計算式。
年利4%なら72÷4=18で
18年で2倍になります。
これが年利12%なら72÷12=6で
6年で2倍になるという計算です。
つまり100万円買っておいて
20年放置したら1,600万円です。
これは夢がありますね。
ただこれまでの実績から見ると
ここ数年はできすぎです。
これがこのまま続くとは
考えないほうがよいです。
オルカンの成績には円安の為替影響が含まれる
ここ数年の成績が特別
良かった理由のひとつとして
為替影響が乗っかっています。
ポイント
2018年には110円程度だったドル円は
2023年6月には約143円。
円安効果だけで30%近い
値上がり効果があるので
このあたりは差し引いて
考えたほうが良いですね。
そしてここ数年は
投資環境全体としても
かなり恵まれた環境でした。
良い相場の後には
大抵厳しい相場が来て
そのサイクルを通して5~8%くらいの
平均リターンへと
収束していくのが現実です。
長いサイクルでの
平均リターンを見るためには
もっと長い期間の過去データを
チェックする必要があります。
同じ期間の米国株式(S&P500)との比較
参考までに
オルカンの永遠のライバル
S&P500の実績も
チェックしておきましょう。
同じ期間(2018年10月~2023年6月)で
SP500は2.2倍になっています。
4.5年で2.2倍なので、
1年あたり26.6%。
複利を計算しても年率18%です。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/f5vd4g.jpg)
オルカンの20年~30年の長期平均パフォーマンス
ここ数年のデータだけ見ても仕方ないので
もっと古いデータを見たいのですが
オルカンの設定日は2018年なので
全然データがありません...
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
オルカンという投資信託は
実際はあるインデックスを模倣して
分散投資しているにすぎません。
その追従元となるベンチマークが
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)。
このインデックスファンドは
もっと古い時代から運用されていますので
このインデックスの成績を見ることで
より長い歴史でオルカンのパフォーマンスを
チェックすることができます。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの過去利回り
MSCI ACWIは2000年から
運用されているので
約20年分の過去データがあります。
ポイント
2000年から2023年5月の期間での
平均年率利回りは5.63%。
さきほど見た
オルカンの直近実績からすると
かなり物足りないように見えますが
安定して毎年5~6%資産が増えて
複利で加速して15年で2倍になる
と考えると悪くないでしょう。
実際は良い期間と悪い期間は
ハッキリしていて分かれていて
数年で半分くらいまで暴落したと思ったら
数年で元に戻ったりといった
少しメンヘラ気味の動きをします。
値動きに翻弄されないように
投資メンタルが確立されていないうちは
あまり増減を見ないほうがよいですね。
S&P500の20年の利回り
参考までに
同じ期間のS&P500の
平均年率利回りは8.3%です。
長期の期間を見ても
オルカンよりもS&P500の方が
強い結果となりました。
今後の期待リターン
ただ過去のデータは
あくまで過去のデータ。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
なので将来予測のデータも
しっかりとチェックして
おきたいところです。
ここではアメリカの超大手金融機関
JPモルガンが公表している
今後の長期リターンの予測データから
オルカンの将来パフォーマンスを
チェックします。
ポイント
今後5年程度の全世界株式は
年率5.9%の成長と予測されています。
他の金融機関の予測でも
だいたい同じくらい。
もちろんただの予測なので
実際はどうなるか分かりませんが
これまでと同じくらいの利回りは
期待できそうです。
ちなみにこの予測データによると
日本株は+7.8%、アメリカ株は+5.3%、
欧州株は+7.2%、中国株は+9.2%の予測で
これからはしばらくはアメリカ以外が
強いターンかもしれません。
出典:JPモルガン LONG-TERM CAPITAL MARKET ASSUMPTIONS MATRICES
オルカンのリスクとリターン(シャープレシオ)
最後に投資成績を見るうえで
意外と重要なシャープレシオを
チェックしておきます。
参考
シャープレシオとは
リターンだけでなくリスクも含めて
投資成績の安定性を見るのに
使われる指標です。
リスクとリターンが見合っているのか
ハイリスク・ローリターンで意味ないのか
このあたりが分かる指標です。
難しい説明は省きますが、
シャープレシオの数字が高いほど
投資商品としては優秀です。
オルカンのシャープレシオは
過去3年で1.45とかなり優秀。
オルカンのベースになっている
MSCIオール・カントリー・
ワールド・インデックスは
設定来(2000年~)の平均で0.32です。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
シャープレシオについては
こちらの記事で詳しく解説しています。
投資ポートフォリオの作り方とメリット | リターンとリスクを最適化して資産を効率的に増やそう!
まとめ
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
改めて記事の内容をまとめます。
【この記事の結論】
- オルカンとは全世界47か国に
分散投資する大人気の投資信託 -
オルカンの平均利回り実績は
4.5年で約2倍、1年あたり22.2%
複利を加味しても+15%/年と強い
※ただし円安の為替影響あり -
オルカンの過去20年の
平均利回りは年率5.63%
※MSCI ACWIのデータより -
JPモルガンの将来予測では
オルカンの成長率は年率5.9% -
オルカンのシャープレシオは
過去20年平均で0.32
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524個の評価
このチャンスを活用して
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投資利益を増やしましょう!
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またオルカンでは世界全体の「株式」に
分散して投資できますが、
資産クラスの分散も重要です。
金(GOLD)やビットコイン、債券など
いろんな資産への分散も
検討してみてください。
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