こんにちは、たま(tamacraif)です。
この記事は"米国株の最新情報を知りたい方"や
"英文記事の翻訳を読みたい方"
に向けた記事となります。
今回の記事は3分程度で
読める内容となっていますので、
ぜひ気軽にご覧ください。
こんな方におすすめ
- 米国ハイグロ株を取り巻く状況を知りたい
- 半導体やデータセンター業界の市場規模の動向を知りたい
- 投資関連の英文記事の翻訳を読みたい
- ARK社Cathie Wood(キャシー ウッド)のファン
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
✅TOEIC970点
✅投資歴11年
✅英語の勉強がてら英文記事を関西弁で和訳する
米国の成長株・ハイグロ株を
投資している方で、
参考にしていることも多い、
ARK社CEOの
Cathie Wood(キャシー ウッド)。
2021年前半くらいまでは、
ARK ETFの圧倒的なパフォーマンスが
話題となっていましたよね。
そんなARK社は毎年、
成長領域に関するレポート
ARK BigIdeas
を出しています。
※無料で読めます。
今回の記事では、
そのレポートを翻訳しつつ、
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
を解説していきます。
半導体・データセンター市場の
市場規模や伸びる領域、関連銘柄も
紹介していきます。
出典はこちらから:
https://ark-invest.com/big-ideas-2021/
ココに注意
このレポートでは、
1ドル111円で為替換算しております。
目次
Intelとは?ARMとは?データセンターとは?
まずはそれぞれの用語について、
簡単におさらいしますね。
Intelはアメリカの半導体メーカー
Intel(インテル) は
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
でおなじみの半導体メーカーです。
半導体はパソコンやスマホに
搭載されているCPUなどに使われます。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2021/03/c41adcdec8cae7f2fcc795f062ef4d35.png)
書かれているアレですね。
半導体がないと、アプリを動かしたり、
写真を撮ったり、Twitterしたりも
できないんです。
最近は電化製品から車に至るまで、
ほぼすべて半導体が使われてて、
現代の暮らしには欠かせない部品です。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
みなさんも平均で数十個は
半導体を持っているようなものです。
世界の市場規模はなんと50兆円ほど。
超巨大産業です。
その市場シェアをトップを走るのが、
このIntelです。
1位:Intel
✅売上高は7兆円
✅シェアは15%前後
2位:韓国サムスン
✅売上高は6兆円
✅シェアは12%前後
3位以降はこちら
ARMはイギリスの半導体メーカー
ARM(アーム)はイギリスの半導体メーカーです。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
その勢いの秘密としては、
小型半導体の特許を保有しているから。
この特許がスマホやタブレット、
自動車や家電まで幅広く使われていて、
自分たちで半導体を作らなくても、
お金がチャリンと入ってきます。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2021/03/c41adcdec8cae7f2fcc795f062ef4d35.png)
ARMにもお金がチャリンがイメージです。
この会社、なんとソフトバンクが買収しており、
いまはソフトバンクの子会社なんですね。
その買収額は3.3兆円。
その後、ソフトバンクから
アメリカの半導体メーカーNVIDIAが
買収することが発表されてます。
その買収額は4.2兆円。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
9000億円儲けた計算になりますね。
孫正義おそるべし...
ただ、NVIDIAによる買収には、
独占禁止法への抵触の恐れや
競合他社からの妨害もあり、
まだ承認されておらず少し不透明な状況です。
なので今はまだソフトバンクの子会社です。
データセンターとは
データセンターとは、
大量のコンピュータが動作してる
でっかいビルと思えばよいです。
何万台ものサーバやネットワーク機器を
効率的に運用できるための施設です。
クラウドという言葉を耳にすると思いますが、
クラウドのサービスが実際に動いているのが
データセンターです。
![](https://tamablogs.net/wp-content/uploads/2023/01/uw371o.jpg)
データセンターには、
多くのコンピュータがあり、
つまりは多くの半導体が使われてます。
ココがポイント
データセンター向けの半導体は、
ほぼIntelの独占状態でしたが、
これがこの先どうなっていくのか、
という将来予測が
今回のレポートのポイントです。
前置きが長くなりましたが、
では本編をお楽しみください。
p.13:IntelからARMへ
データセンター、
計算資源の動力源が変革を遂げる
より安く、より早く、
より効率的なプロセッサが、
90%の収益を占めてきたIntelから、
取って代わろうとしとる
クラウドについては、
ARMやRISC-V、GPU
が新しい一大勢力として
君臨すると信じとる。
こいつらは年45%の
スピードで成長し、
2030年までに
190億ドル
の収益に達するやろう。
データセンターでは、
GPU中心のアクセラレータが、
新たな処理負荷用の
支配的なプロセッサとなり、
年21%のスピードで成長し、
2030年までに
4100億ドル
まで成長するとみとる。
p.14:データセンターは数十年ごとに再投資
データセンタの前回の大きな移行は、
1990年代。
RISCプロセッサから、
低コストでPCから拡大してきた
Intel x86への移行やった。
PC市場の拡大を利用して、
既存のハイエンド製品を破壊したった。
いまでは、ARMのプロセッサが、
モバイル市場の拡大を利用して、
Intelを破壊しとる。
オープンソースの原則を
ハードウェアに取り入れた、
RISC-Vも低コストコンピュータ
としての標準として、
頭角を現して来とる。
ARMとRISC-Vのコンビは、
サーバー市場のマーケットシェアでは、
2020年には0%やけど、
2030までに71%まで、
シェアを拡大すると見とる。
p.15:インテルは凍り付いとんか?
かつての半導体製造の
世界的リーダーだったIntelは、
道を見失っているように見えとる。
10nmのプロセッサは4年遅れており、
2020年の市場は
TSMCとAMDがけん引しとった。
2020年時点で、Intelはまだ10nmの
サーバー用チップを出荷できとらん。
Intelの先を行くTSMCは、
5nmのプロセッサを量産しとる。
※筆者加筆:
プロセッサはより高密度の方が競争力が高い。
昔はムーアの法則に沿って、
どんどん高密度化していたが、
最近のIntelはたるんどるようや。
(高密度化のスピードが明らかに鈍化)
その隙にTSMCとかは
どんどん高密度化を進めとり、
Intel帝国の終わりが見えてきたのかもしれん。
もちろん巻き返してくる可能性もある。
だって、Intel入っとるんやから。
p.16:2030年には開発用PCは"ARM入ってる"状態に
ほぼすべてのソフトウェア開発者は、
Intelのx86PCで動作する
Windows・Mac・Linux用の
プログラムを書いとる。
せやけどAppleは、
開発者の1/3が使おうとるMacで、
Intel x86からARMのCPUへ、
2年かけて移行する予定や。
同時に、マイクロソフトは、
ARMプロセッサでのWinodwsの
サポートを強化しとる。
ARKのリサーチによると、
2030年までにほとんどの開発者のPCは、
Intel x86時代を終えて、
ARMで動作しとると思われる。
(2020年:99.9%がIntel)
(2030年:82%がARMで、18%がIntel)
p.17:ARMはクラウド界のニュースタンダードへ
今や新しいアプリを提供するための
第一選択肢であるパブリッククラウドは
2020年には1,400億ドルを生み出しとる。
世界最大のクラウド事業である
AWS(Amazonのクラウドサービス)は、
2020年にGraviton2 ARM CPU
というサービスを開始。
IntelやAMDからチップを
購入する必要は減ってくるんや。
AWS Graviton2は、
IntelのCPUに比べて、
早い、安い!
そして1ドル当たり
48%も性能がいいんや!!
将来的には、AWSはほとんどのサーバのCPUを
ARMベースのものに変えていきそうや。
p.18:ARMとRISC-Vが2030年の新しいプロセッサ標準に
ARMのプロセッサを採用するPCやサーバは、
十分な規模とツール、サポートから
を擁したエコシステムを構築して
Intel x86へ挑戦するやろう。
ARMのサーバは
100倍規模まで収益を伸ばすはずや。
2020年には10億ドルなんが、
2030年には
1000億ドルになっとる。
これは、今のIntel x86よりも高い。
RISC-Vも同じ時期に
重要な貢献をすると思うぞ。
メインフレームのように、
Intel x86の導入された
コンピュータも成長していくんやが、
収入基盤は半分くらいになってまうやろ。。
p.19:サーバーのメインエンジンは、CPUから"アクセラレータ"に
GPUやTPU、
FPGAsのような"アクセラレータ"は、
最も難しいコンピュータ処理で
パフォーマンスを発揮するんや。
AIとか、分析とか、薬事開発とか、
クラウドゲームとか。
激しい競争にもかかわらず、
その比類ないプログラムのしやすさや
ソフトウェア資産のおかげで、
GPUは、これから5年くらいは
アクセラレータ市場を支配し続けると、
ARKは信じとる。
p.20:次の10年はサーバーのプロセッサの大転換期に!
ARMとRISC-Vは
クラウドにおいて、
Intel x86を置き換えそうや。
加えて、
1年あたり45%成長して、
2030年までには、
CPU関連収益は
190億ドル
サーバー関連収益は
1,000億ドル
まで達するで!
GPUが支配的な領域である
"アクセラレータ"は、
データセンターの主要なプロセッサになり、
1年あたり21%成長して、
410億ドル
まで達するやろう。
まとめ:2030年はIntel入ってない、ARM入ってる、の時代へ
第二章のデータセンタへの
再投資はここまでです。
まとめ①
クラウドサービスは
2020年には1,400億ドル(約15.5兆円)
クラウド市場の半導体の主役は
ARMやRISC-V、GPU
年45%のスピードで成長し、
2030年までに190億ドル(約2.1兆円)
まとめ②
データセンター市場の半導体は
GPUなどアクセラレータがメインに
年21%のスピードで成長し、
2030年までに4100億ドル(約45兆円)
まとめ③
サーバー市場の半導体シェアで、
ARMとRISC-Vは2030年には71%
年45%のスピードで成長し、
100倍規模まで収益を伸ばす
2020年:10億ドル(約1100億円)
2030年:1000億ドル(約11兆円)
まとめ④
AppleのMacも
Intel x86からARMのCPUへ移行予定
2030年には82%のPCが
ARMに代わっていると予想
(2020年は99.9%がIntel)
今回は僕も本業でかかわっている
部分が多いので、
少しわかりやすく
翻訳できたかな?と思っています。
確実にARMが伸びて生きているのは
肌で感じているので、
このレポートに沿っていくのは
いい戦略のように思えます。
投資をするならNVIDIAを
狙っていくのもよいかと思います。
このレポートの関連銘柄はこちら。
$NVDA
NVIDIA(エヌヴィディア)。
アメリカの半導体メーカー。
グラフィックボードという
特殊な半導体の大手。
ゲーム、仮想通貨、AI関連に
多く採用されたことで
存在感をかなり増している。
ARMを買収予定。
おまけA:今回のレポートで私が学習した単語
今回の記事を書くにあたり、
私が知らなかったり、
意味が怪しいなと思って、
調べてメモした単語を載せておきます。
computation:計算、コンピュータの仕様
go through a revolution:変革を遂げる
powerhouse:発電所、大手企業
emerge as:~として現れる
dominated by:多数派を占める
workload:処理負荷
dominant:支配的な
derived:派生した
incumbent:現職の
frozen in time:凍結する
full generation:新規システム生成
ahead of:先に進んで
power:動力を供給する
double down:倍賭けする、強化する
他にも英文記事翻訳してます。
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